好きすぎるナムコ曲

今はバンダイナムコ、あるいは略してバンナムと呼ばれるメーカーの前身は、屋上遊園地の遊具やビデオゲームで遊び手に夢を与えてきた、ナムコというゲームメーカーでした。
バンダイと合併した後もアイマス等のスマホ用ゲームを作ったり、あるいはフロムソフトウェア等のデベロッパーとして今もビデオゲーム市場で活躍しています。

ただ、ゲームメーカーとして特に大きな活躍をしたのは、ゲームセンター用のゲーム「アーケードゲーム」や、1980年前半から始まるファミコン等の家庭用ゲーム機市場にオリジナルゲームを提供していたころでしょう。

1980~1990年代にかけては、今と違っていろいろと未成熟なコンピュータ・ソリッドステート、という制約をものともしない特異なアイデアと異能なデザイナー・開発者の手から、次々に子どもや大人を釘付けにする魅惑的なゲームがナムコから発売されて、その都度私を含めたファンを狂喜させてくれたものです。

2024年、令和6年にそれらの作品を振り返ってみると、流石に容量、画質や音質では今日のものとは比べるのは酷ではあるのですが、
それでも特に音楽「ゲームミュージック」については、今聴いても文字どおり「耳目を集める」もので間違いない、と今回懐かしみつつ聴いてみて改めてそう感じたのでした。

というところで、今回のこの記事では、主に1990年代までのアーケードゲーム(ファミコン曲もちょこっとナムコット)の音楽のうち、特に自分のお気に入り曲のYouTubeリンクを張っていきます。

基本的には古い順ですが、その辺りはあえてテキトーとしています。あと、解説で間違っていてもそこはメンゴってことで。


マッピー (メドレー)


1983年。本作以前のゲームでも「ゲームエフェクト」や「ゲームサウンド」は普通にあったが、「ミュージック」としての体裁を整えた世界初のゲームが本作とされる。ドラクエや競馬のファンファーレで著名なすぎやまこういちが「初めて気に入ったゲームミュージック」という感想を残しているのは有名なエピソード。


ニューラリーX (メドレー)


小学生のころ、「テレテレテッテー♪」とよく口ずさんでいたゲーム曲。マッピーは演奏的だけれども、こちらは歌を想定しているようなメロディなのも印象的。


ドルアーガの塔 (メドレー)


今だったらこんな企画通らんよなーっていう、激ムズすぎるアクションゲーム。しかもアクションが難しいというのは見た目だけの話で、本当に難しいのは各フロアに存在する宝箱の出し方っていうのがまた酷いw インターネットもない当時に口コミやプレイヤー個々人の執念だけで宝箱の出し方を明らかにしていった経緯はほとんど奇跡的(っていうか昭和人怖いw)。
このころのゲームミュージックはまだゲーム本体から独立したものではなく、あくまでゲームを盛り立てる「添え物」感覚だったらしく、「音楽的」すぎるという理由で没になってしまう曲もあった模様。エンディング曲も当時としてはあまり「ゲーム的」ではなかったようだ。


ドラゴンバスター (メドレー)


全体的にメロディアスな曲調の曲が多いのがが大きな魅力。作曲者は女性ということもあり、主人公クロービスの印象は、筋骨隆々な暑苦しい勇者というよりは、姫を助けに行く「綺麗で優しい王子」な雰囲気を各曲によって醸しているように当時は思えた。


パックランド (メドレー)


この手足のあるパックマン(とその奥さんと子供)のデザインは、日本よりもむしろアメリカで爆発的国民的人気作となったゲーム「パックマン」の人気によって作られたアメリカでのキャラクターが日本に逆輸入されたものらしい。
パックマンの左右の操作とジャンプを3つの「ボタンの連打」で行うというものだったため、まずはこの独特な操作に慣れる必要があった。
パックマンが迷い妖精とともに向かう「妖精の国」への入り方と、妖精の女王がパックマンを迎えるシーンの美しさにはとても感動した。


リブルラブル (メドレー)


突き抜けるような爽快な音色とメロディがゲーム本体よりも目立っていたのが印象的。
尤も、2つのレバーで敵や植物を囲む、というアイデアも特異すぎて、当時のナムコのゲームデザインが他社よりも大きく抜きんでていることを象徴していた良作だった。


メトロクロス (メドレー)


哀愁を帯びたサラリーマンの日常みたいな曲調とは裏腹に、時間以内に障害物満載のコースを踏破できなければ感電死、という、ブラックすぎるデスゲームな作品。ただ、コミカルな見た目なので残酷な感じは全くない。


スカイキッド (メドレー)


初めから家庭用ゲーム機での発売を念頭に置いていたらしく、アーケード版でも小粒なキャラが特徴の左進行型のシューティングゲーム。
尤も、見た目から想像できないほどの高難易度なので、全面クリアは至難の業(ナムコのアーケード作品はだいたいそうだけども)。


バベルの塔 (メドレー)


ファミコン用のパズルゲーム。旧約聖書「創世記」にあるバベルの塔の伝説と雰囲気を踏襲しつつも、デザインや音楽がコミカルなのが特徴。
パズルは表面・裏面とで128面あるが、敵はリアルタイムで主人公を追跡してくるので、解法をじっくり考えつつも敵からも逃れる必要があった。
どうでもいい話だが、ENHはファミマガとかいう雑誌のハイスコアランキングで名前が載ったことがある(爆)


サンダーセプター (メドレー)


メインテーマの後半で流れる「ココココン」というパーカッションが好き。アーケード版は時間制限が厳しくて、数回ミスしたらもうクリアできないくらいだった。


源平討魔伝 (メドレー)


純和風のデザインに鳴り響くプログレなロックサウンドが最高にカッコいい。義経のテーマは外せないとしても、地獄ですぐ聴ける横モード曲にも痺れる。


ワルキューレの伝説 メインテーマ


ワルキューレの等身が高いので操作してて楽しかった。メインテーマの爽快さはずっと忘れない。


ローリングサンダー (メドレー)


オープニング・ジングルが流れているうちからプレイが始まるというゲーム進行がかっこいい。渋いアップテンポの曲自体も好き。主人公の体力ゲージは8個あるのに実質は2個なのが当時から突っ込まれていた。


ホッピングマッピー ボーナスステージ


レトロな曲調が堪らない。ゲーム自体はあまり印象には残らなかったかな。


スプラッターハウス (メドレー)


ホラーな見た目の印象が強烈すぎるため曲は添え物と思いきや、よく聴くとこちらも名曲揃い。
メロディというよりもサウンドが堪らない。


ワンダーモモ (メドレー)


どうしたナムコ!? と当時思わないでもなかった作品ではあるが、アイデアの奇抜さはしっかりナムコしていた。
舞台ショーをイメージしているためか、変身後の盛り上がりが曲にアップテンポで反映されている。


メルヘンメイズ (メドレー)


クオータービューで、操作も前に進むためにはレバーを斜めに入れる必要があったのがなかなか難しかった。
メルヘンチックな曲はどれも素晴らしい。


オーダイン (メドレー)


アーケードのシューティングにしては遊び易いゲームだった。空中INのみゆきちゃんが可愛い。


F/A DESERT STORM


シューティングゲームとしては地味なほうではあるが、その分音楽がとても目立っていた。この曲とか特に。


ドラゴンスピリット (メドレー)


本作の作曲者は当時はまだアルバイトだったそうだが、この曲が大きく評価されて当時のナムコの正社員になったとのこと。
どの曲も名曲揃いだ。



という感じです。スーファミ以降のコンシューマー機については触れることができなかったので、何かの際に好きだったナムコゲームのリンクをまた張ってみるかもです。ではでは。

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