ゴーストリコン・ブレイクポイント メインミッションをクリアしたぁ!
PS4で、軍事偵察行動ロールプレイングTPSゲームの、ゴーストリコン・ブレイクポイントをプレイしましたが、本日にメインミッション1、2、3の全てをクリアしましたぁ!
メインミッション1(通常版本編)は先日にクリアしていて、
今回で、DLC版となる、残りのメインミッション2と3をクリアしました。全編を通して難易度「ノーマル」にてプレイしました。
プレイ時間は90時間29分でした。

メインミッション2 政治陰謀編をクリア!

メインミッション3 軍事陰謀編をクリア!

メインミッションなのにその全体の2/3がDLC版とはひでぇ、とは思いましたが、
クリアしてみての率直な感想としては、
とても面白かった!
と言えます(本当です)。
というわけで、本作を振り返ってみます。
1.痛恨のゲーム構成
本作は、これまでのUBIソフトのように、
少なくともメインミッションは通常版で展開、その他の追加ミッションはDLCまたはそれを含むシーズンパスで展開、という構成ではなく、
異例の、
メインミッションの1/3、サイドミッション、勢力ミッションとPvPミッションで構成されていて、
メインミッションの残りの2/3は後発のYEAR 1 PASS(有料)で展開される、ということになっていました。
これはかなりびっくりしましたよ。これって侮蔑の対象にもなりかねないような、典型的な「DLC商法」なわけですし。
で、なんでこんな歪な構成になったかと言うと、
これは私の妄想ですが、
当初はメインミッションを通常版に全部含めるつもりだったのが、開発スケジュールを無視して途中から急に、
世界で大流行しているPvPのバトルロイヤルゲームを本作にもねじ込み、それを大きな売りにしようとしたために、
予算はともかく、工数が足りなくなって、メインミッションの2/3を本作に実装できなくなってしまったのではないか、と思っています。
しかしですよ、前作ワイルドランズのシステムやストーリーに魅了されたプレーヤーが、この歪な本作の構成をすんなり受け入れるでしょうか?
現実としては、少なくとも発売当初は大ブーイングを巻き起こしてしまったようです。
売れなかった本作の解説(他の方の動画です)
しかも、前作の売りでもあった、ソロでもチームプレイを楽しめる、「最大3人のNPC兵士」と一緒にミッションを遂行、
というのが発売当初は実装されてなくて、Co-opプレイをしない場合のプレイヤーは完全に1人でミッションに取り組まなければならなかったのですから、これでは炎上も止むなし、というものです。
ただ、後になって、3人のNPC兵士がミッションに同行するシステムが実装されたので、現時点では前作と同じ感覚でプレイできます。まあ、難易度から言って、そうしてもらって助かりました。完全ソロだと本作は難しくなりすぎますので。
誰でもがオンラインプレイヤー3人を引き連れてゲームできるわけじゃないですからね~。
2.ブラッシュアップされたインターフェイス
UBIソフトって、結構システム回りに拘るメーカーで、同じシリーズ作品でも、結構操作回りやシステムを変えてくるんですよね。
そうすることで新鮮味が増す一方で、プレイしにくくなるリスクはあると思うのですが、そのリスクを承知でぐいぐい変えてくるので、
私はそこはいつも評価しています。
本作でも、プレイの仕方は前作と同じなのに、インターフェイスを大幅に変えていて、最初は戸惑いましたが、
結果としては特に問題なく、そしてなかなかに進化したな、と思わせてくれるものとなっていました。
シリーズ新作で新体系の操作に慣れ直すというのは一見大変ですが、でも新しいゲームに取り組む大きな醍醐味でもあると思うので、
こういう、メーカーの冒険はいいものだな、と感じました。
3.NPC兵士の弱体化
NPC兵士3人は、後付けではありますが、こちらも行動の仕方や強さが変わりました。
前作では、超絶的なスナイピングスキルで、遠方の敵を一撃必殺してくれてプレイヤーのステルス行動を大いに助けてくれたものですが、
今作では、その辺りは結構弱体化しました。
でも使い物にならないか、というと全然そんなことはなく、
近距離や中距離での戦いでなら、十分にプレイヤーの行動を補佐してくれます。
あるいは、陽動によって敵の注意を逸らさせて、こっそり施設に潜入して設備をハッキングしようというときなどにも、
囮役として大きく役に立ってくれますよ。
それと、プレイヤーが敵に倒されてしまった時でも、彼らに蘇生してもらうことも少なからずあるので、ソロプレイヤーにとってはいなくてはならない存在です。
ちなみに一撃必殺のスナイピングは、アイテムの「SYNCショットドローン」が引き継ぎました。

最初にSYNCショットドローンを選択してから、プレイヤーの銃を使って敵をL1ボタンでマーキングしてL1ボタンを長押しすると、人間や小型のドローンなら一撃で倒せます。
一見して地味な見た目のアイテムなので、無視して使わない人もいると思いますが、
このアイテムを使用するのとしないのとでは、難易度が全く変わります。
なにしろNPC兵士のスナイピングスキルはへろへろになってしまったので、下手に指示を出すと、敵にばれてしまってたちまち乱戦が始まってしまいます。
なので、特にステルス行動でミッションを進めるのなら、戦いの序盤でこのSYNCショットドローンを使うのは必須みたいなものです。
4.ストーリー
南太平洋の孤島に、ある軍事作戦でアウロアという諸島に輸送機で向かった主人公を含むゴーストたちは、島への到着前にAI殺人ドローンの群れに襲われます。
本作では、各種のAIドローンが大きく関わってきていて、このAI殺人ドローンの群れのために島から出ることができなくなったので、アウロアからの脱出方法を見つけたり、そのドローンを操る黒幕の陰謀を阻止するべく各ミッションを遂行していく、というのが本作の流れです。
ニュージーランドの領地の一つという架空のアウロア諸島は、低地ではマングローブが生い茂る湿地帯でありながら、高地では雪が降りしきる場所だったりして、様々な環境が存在しています。
ということもあり、結構風景を楽しみながらプレイできました。様々な自然環境が楽しめるというのは、前作も同じですね。
まあ、ただ、今作は創作諸島ということもあり、人工環境っぽさは感じるのですが、そもそも諸島全体が「スケル」というトランスヒューマニズム研究所みたいなところなので、人工環境っぽさ、わざとらしい環境っぽさがあるというのはそう悪くはなかったです。
5.難易度
本作には4段階の難易度が用意されているのですが、前作の難易度ノーマルと比べると、かなりプレイし易い難易度に収まっていた、と感じました。これはもちろん3人のNPC兵士と行動を共にした場合の話です。完全ソロだと、本作でもくそ難しいゲームです。
主人公が撃たれ弱い、というのは前作同様なんですが、
今作では、野営地で食事を取ったり、防御力を上げるスキルを装備することで、最大で1.8倍の防御力を身に着けることが可能となるためか、敵にやられた回数はかなり少なかったと思います。
なにしろ、政治的陰謀を打ち破るミッション2のラスボスでも、軍事的陰謀を打ち破るミッション3のラスボスでも最初のトライでクリアできてしまったくらいなので、随分遊び易くなったなあと思いましたね。
でも、簡単かと言うと、そうでもなくて、これらの最終ミッションに取り掛かるまでに、適切な武器やアイテムの選別力、エイムテクニックやステルス行動の立ち回り方を十分に鍛えておかないと、あっさり敵にやられてしまうと思います。
まあ、私の今回のプレイのように90時間近くプレイしていれば、十分に操作や各テクニックにも慣れるので、相対的には難しいものではないです。
そういえば、かなり難しいミッションも用意されているのですが、それらは全てメインミッションから外されているので、そういう意味でもプレイしやすかったですね。サイドミッションの中には無茶難しいものもあって、私はそれはクリアできていないのですが、まあ、そこはメインミッションを全部クリアできているのでおk、というものです。
6.ハクスラ要素
ハクスラそのものの要素ではないものの、ハクスラに欠かせないものとなっているものが、レアリティが付与されたアイテムのランダム出現ですが、それが本作にも採用されています。
なので、メインミッションをこなしてストーリーを進ませる、という楽しみの他にも、各種ミッションの場所に用意されている「宝箱」を探して開き、より良い武具を入手していく、という楽しみもあります。
レアリティが高いほど、高機能な銃や装備となるので、メインミッションをスムーズに進ませるためには、このお宝さがしは何気に重要なプレイ要素だったりします。
なので、面倒がらずに訪問先の宝箱を逐一全部開けていくくらいにしていくと、終盤になって敵の攻撃がきつすぎる、ということも回避できると思いますよ。
7.総評
本作を星10個満点で評価すると、このようになるでしょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆
正直なところ、歪な製品構成は大きなマイナス要素です。なので、その点で見ると、星は6個くらいにしかなりません。
でも、ゲームシステム自体は十分に洗練されたものであり、そのおかげでモチベーションを絶やさずに、シーズンパスを購入してまでプレイできたくらいなので、全体としては面白いゲームだったと言えます。なので、この星の個数としました。
でもまあ、前作の刺激的過ぎるストーリーからすると、本作は若干地味ですかね。
ミッションで入手できる各種資料をこまめに読んで、ストーリーの背景を積極的に理解していかないと、単なる同じことの繰り返しだと思ってしまうので、そうなると、本作はクリアできないかもしれません。
本作の場合は難しいからクリアできないのではなく、プレイヤーを熱中させるだけのストーリーパワーに若干欠けるところによってクリアできない人が多数いるような気がします。
まあ、なんて言うか、本作は、「ゴーストリコン」シリーズの遺伝子をしっかり受け継いではいるので、その意味ではキャパシティもポテンシャルも十分に持っていたのですが、
無駄にPvPシステムを取り入れようとしたために、神作として開花することなく、ここまで来てしまいました。
このことは、UBIソフトのクリエイターにとっても、ゴーストリコンシリーズのファンにとっても悲劇でしかないです。
時代の流行に乗る、というのは商売をする意味では欠かせないことは言うまでもないでしょうが、
ファンの心理を無視してまでも売れ線要素を押し込もうとしても、そんなのはうまくいかないものなのだと、UBIソフトの上層部の方には痛感してもらいたいです。
キャプチャーギャラリー
スキルツリーでは、パッシブなスキルを先に取得しておくと、主人公の地力を底上げできてプレイし易くなる

殺人ドローンが蔓延るなか、農業に従事するAIドローンもいたりする

メインミッション完了後を想定した、大型追加ミッションもプレイ可能。気が向いたらプレイしてみるかも

本作の関連動画(他の方の動画です)



メインミッション1(通常版本編)は先日にクリアしていて、
今回で、DLC版となる、残りのメインミッション2と3をクリアしました。全編を通して難易度「ノーマル」にてプレイしました。
プレイ時間は90時間29分でした。

メインミッション2 政治陰謀編をクリア!

メインミッション3 軍事陰謀編をクリア!

メインミッションなのにその全体の2/3がDLC版とはひでぇ、とは思いましたが、
クリアしてみての率直な感想としては、
とても面白かった!
と言えます(本当です)。
というわけで、本作を振り返ってみます。
1.痛恨のゲーム構成
本作は、これまでのUBIソフトのように、
少なくともメインミッションは通常版で展開、その他の追加ミッションはDLCまたはそれを含むシーズンパスで展開、という構成ではなく、
異例の、
メインミッションの1/3、サイドミッション、勢力ミッションとPvPミッションで構成されていて、
メインミッションの残りの2/3は後発のYEAR 1 PASS(有料)で展開される、ということになっていました。
これはかなりびっくりしましたよ。これって侮蔑の対象にもなりかねないような、典型的な「DLC商法」なわけですし。
で、なんでこんな歪な構成になったかと言うと、
これは私の妄想ですが、
当初はメインミッションを通常版に全部含めるつもりだったのが、開発スケジュールを無視して途中から急に、
世界で大流行しているPvPのバトルロイヤルゲームを本作にもねじ込み、それを大きな売りにしようとしたために、
予算はともかく、工数が足りなくなって、メインミッションの2/3を本作に実装できなくなってしまったのではないか、と思っています。
しかしですよ、前作ワイルドランズのシステムやストーリーに魅了されたプレーヤーが、この歪な本作の構成をすんなり受け入れるでしょうか?
現実としては、少なくとも発売当初は大ブーイングを巻き起こしてしまったようです。
売れなかった本作の解説(他の方の動画です)
しかも、前作の売りでもあった、ソロでもチームプレイを楽しめる、「最大3人のNPC兵士」と一緒にミッションを遂行、
というのが発売当初は実装されてなくて、Co-opプレイをしない場合のプレイヤーは完全に1人でミッションに取り組まなければならなかったのですから、これでは炎上も止むなし、というものです。
ただ、後になって、3人のNPC兵士がミッションに同行するシステムが実装されたので、現時点では前作と同じ感覚でプレイできます。まあ、難易度から言って、そうしてもらって助かりました。完全ソロだと本作は難しくなりすぎますので。
誰でもがオンラインプレイヤー3人を引き連れてゲームできるわけじゃないですからね~。
2.ブラッシュアップされたインターフェイス
UBIソフトって、結構システム回りに拘るメーカーで、同じシリーズ作品でも、結構操作回りやシステムを変えてくるんですよね。
そうすることで新鮮味が増す一方で、プレイしにくくなるリスクはあると思うのですが、そのリスクを承知でぐいぐい変えてくるので、
私はそこはいつも評価しています。
本作でも、プレイの仕方は前作と同じなのに、インターフェイスを大幅に変えていて、最初は戸惑いましたが、
結果としては特に問題なく、そしてなかなかに進化したな、と思わせてくれるものとなっていました。
シリーズ新作で新体系の操作に慣れ直すというのは一見大変ですが、でも新しいゲームに取り組む大きな醍醐味でもあると思うので、
こういう、メーカーの冒険はいいものだな、と感じました。
3.NPC兵士の弱体化
NPC兵士3人は、後付けではありますが、こちらも行動の仕方や強さが変わりました。
前作では、超絶的なスナイピングスキルで、遠方の敵を一撃必殺してくれてプレイヤーのステルス行動を大いに助けてくれたものですが、
今作では、その辺りは結構弱体化しました。
でも使い物にならないか、というと全然そんなことはなく、
近距離や中距離での戦いでなら、十分にプレイヤーの行動を補佐してくれます。
あるいは、陽動によって敵の注意を逸らさせて、こっそり施設に潜入して設備をハッキングしようというときなどにも、
囮役として大きく役に立ってくれますよ。
それと、プレイヤーが敵に倒されてしまった時でも、彼らに蘇生してもらうことも少なからずあるので、ソロプレイヤーにとってはいなくてはならない存在です。
ちなみに一撃必殺のスナイピングは、アイテムの「SYNCショットドローン」が引き継ぎました。

最初にSYNCショットドローンを選択してから、プレイヤーの銃を使って敵をL1ボタンでマーキングしてL1ボタンを長押しすると、人間や小型のドローンなら一撃で倒せます。
一見して地味な見た目のアイテムなので、無視して使わない人もいると思いますが、
このアイテムを使用するのとしないのとでは、難易度が全く変わります。
なにしろNPC兵士のスナイピングスキルはへろへろになってしまったので、下手に指示を出すと、敵にばれてしまってたちまち乱戦が始まってしまいます。
なので、特にステルス行動でミッションを進めるのなら、戦いの序盤でこのSYNCショットドローンを使うのは必須みたいなものです。
4.ストーリー
南太平洋の孤島に、ある軍事作戦でアウロアという諸島に輸送機で向かった主人公を含むゴーストたちは、島への到着前にAI殺人ドローンの群れに襲われます。
本作では、各種のAIドローンが大きく関わってきていて、このAI殺人ドローンの群れのために島から出ることができなくなったので、アウロアからの脱出方法を見つけたり、そのドローンを操る黒幕の陰謀を阻止するべく各ミッションを遂行していく、というのが本作の流れです。
ニュージーランドの領地の一つという架空のアウロア諸島は、低地ではマングローブが生い茂る湿地帯でありながら、高地では雪が降りしきる場所だったりして、様々な環境が存在しています。
ということもあり、結構風景を楽しみながらプレイできました。様々な自然環境が楽しめるというのは、前作も同じですね。
まあ、ただ、今作は創作諸島ということもあり、人工環境っぽさは感じるのですが、そもそも諸島全体が「スケル」というトランスヒューマニズム研究所みたいなところなので、人工環境っぽさ、わざとらしい環境っぽさがあるというのはそう悪くはなかったです。
5.難易度
本作には4段階の難易度が用意されているのですが、前作の難易度ノーマルと比べると、かなりプレイし易い難易度に収まっていた、と感じました。これはもちろん3人のNPC兵士と行動を共にした場合の話です。完全ソロだと、本作でもくそ難しいゲームです。
主人公が撃たれ弱い、というのは前作同様なんですが、
今作では、野営地で食事を取ったり、防御力を上げるスキルを装備することで、最大で1.8倍の防御力を身に着けることが可能となるためか、敵にやられた回数はかなり少なかったと思います。
なにしろ、政治的陰謀を打ち破るミッション2のラスボスでも、軍事的陰謀を打ち破るミッション3のラスボスでも最初のトライでクリアできてしまったくらいなので、随分遊び易くなったなあと思いましたね。
でも、簡単かと言うと、そうでもなくて、これらの最終ミッションに取り掛かるまでに、適切な武器やアイテムの選別力、エイムテクニックやステルス行動の立ち回り方を十分に鍛えておかないと、あっさり敵にやられてしまうと思います。
まあ、私の今回のプレイのように90時間近くプレイしていれば、十分に操作や各テクニックにも慣れるので、相対的には難しいものではないです。
そういえば、かなり難しいミッションも用意されているのですが、それらは全てメインミッションから外されているので、そういう意味でもプレイしやすかったですね。サイドミッションの中には無茶難しいものもあって、私はそれはクリアできていないのですが、まあ、そこはメインミッションを全部クリアできているのでおk、というものです。
6.ハクスラ要素
ハクスラそのものの要素ではないものの、ハクスラに欠かせないものとなっているものが、レアリティが付与されたアイテムのランダム出現ですが、それが本作にも採用されています。
なので、メインミッションをこなしてストーリーを進ませる、という楽しみの他にも、各種ミッションの場所に用意されている「宝箱」を探して開き、より良い武具を入手していく、という楽しみもあります。
レアリティが高いほど、高機能な銃や装備となるので、メインミッションをスムーズに進ませるためには、このお宝さがしは何気に重要なプレイ要素だったりします。
なので、面倒がらずに訪問先の宝箱を逐一全部開けていくくらいにしていくと、終盤になって敵の攻撃がきつすぎる、ということも回避できると思いますよ。
7.総評
本作を星10個満点で評価すると、このようになるでしょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆
正直なところ、歪な製品構成は大きなマイナス要素です。なので、その点で見ると、星は6個くらいにしかなりません。
でも、ゲームシステム自体は十分に洗練されたものであり、そのおかげでモチベーションを絶やさずに、シーズンパスを購入してまでプレイできたくらいなので、全体としては面白いゲームだったと言えます。なので、この星の個数としました。
でもまあ、前作の刺激的過ぎるストーリーからすると、本作は若干地味ですかね。
ミッションで入手できる各種資料をこまめに読んで、ストーリーの背景を積極的に理解していかないと、単なる同じことの繰り返しだと思ってしまうので、そうなると、本作はクリアできないかもしれません。
本作の場合は難しいからクリアできないのではなく、プレイヤーを熱中させるだけのストーリーパワーに若干欠けるところによってクリアできない人が多数いるような気がします。
まあ、なんて言うか、本作は、「ゴーストリコン」シリーズの遺伝子をしっかり受け継いではいるので、その意味ではキャパシティもポテンシャルも十分に持っていたのですが、
無駄にPvPシステムを取り入れようとしたために、神作として開花することなく、ここまで来てしまいました。
このことは、UBIソフトのクリエイターにとっても、ゴーストリコンシリーズのファンにとっても悲劇でしかないです。
時代の流行に乗る、というのは商売をする意味では欠かせないことは言うまでもないでしょうが、
ファンの心理を無視してまでも売れ線要素を押し込もうとしても、そんなのはうまくいかないものなのだと、UBIソフトの上層部の方には痛感してもらいたいです。
キャプチャーギャラリー
スキルツリーでは、パッシブなスキルを先に取得しておくと、主人公の地力を底上げできてプレイし易くなる

殺人ドローンが蔓延るなか、農業に従事するAIドローンもいたりする

メインミッション完了後を想定した、大型追加ミッションもプレイ可能。気が向いたらプレイしてみるかも

本作の関連動画(他の方の動画です)



この記事へのコメント