映画 タワーリング・インフェルノ を視聴した

ディープラーニングE資格の勉強を続けてはいますが、たまには息抜きもね、ということで今日はアマゾンプライムで1974年公開の「タワーリング・インフェルノ」を視聴しました。

本作は、同年代を代表するパニック映画で、私もタイトルは知っていました。
でも、そもそもとしてパニック映画を進んで観たいという気持ちになかなかならなかったので、これまで視聴しませんでした。
でも、今日になってふと本作のことを思い出して、特に外出等の予定らしき予定もないことから、視聴する運びとなりました。


地上550m、138階建てのビルで発生した火災に巻き込まれた様々な人々の様子を描いたもので、
「聳え立つ地獄」の意味合いそのままの大火災が荒れ狂う悪夢が165分の大部分で展開されていました。


どのようなことでも、最初のきっかけはほんの、それこそ見過ごすような些細なことなのに、ある時点からはもう早々に手遅れになってしまうという、本当に火というものの威力が分かる内容でした。


あと、設計や理論では火事は絶対に発生しないものであっても、現実は「様々な」理由で簡単に覆ってしまうものなんだなーと。
まあ、完璧なものはないってことです。
設計では、いくつものフェイルセーフを用意していたんですけど、うん、当然この作品では当然のように機能しません。


本作の製作は1969年公開の「ポセイドン・アドベンチャー」の人、ということもあり、パニック映画の文法は似ているところがあります。どちらも大勢の人が災いに巻き込まれるあたりとかはよく似ています。でも、超高層ビルならではの災害への対応は独自のものです。


まあ、それにしても消防士さんは大変です。どう考えても絶望なのに、それでも火が出ていれば「地獄」の最前線に出向いて消火活動するし、生存者がいる限りは死地に留まってレスキューにも携わるわけで、おそらく給料からして全く割に合わない働きぶりです。
人命を救助する、という高貴な意思がなければすぐにでも投げ出したくなるでしょう。

あと、マニュアルには載っていないかもしれない特殊で緊急な事態への適切な対応とか、消防士は優秀な能力のある人しかなれないそうですが、本作を観ていると、うん、優秀でなければ死者は続出よなぁ、と感じました。


火は人類の文明を大きく照らしてきたし、これからも発展には欠かせないものですが、改めて、非常に危険なものでもある、ということを忘れないようにして油断せずに日々を過ごしていきたいです。


それで、本作の評価は、星10個満点で

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

です。まあ画面に釘付けでした。絶望の連続の中で救いのはあるのかどうか…? と最後まで固唾を飲みつつ楽しめた作品でした。

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